書にいたる病

活字中毒者の読書記録

2021-11-14から1日間の記事一覧

『星に仄めかされて』多和田葉子 | 【感想・ネタバレなし】言語で繋がった人々は対話の果てに何を見るのか

今日読んだのは、多和田葉子『星に仄めかされて』です。 先日書評を書いた『地球にちりばめられて』の続編にあたります。 失われた母国の言語を話す人を探す女性・Hirukoを中心に、言語の無限の可能性によって繋がった仲間たちを描いた『地球にちりばめられ…