書にいたる病

活字中毒者の読書記録

よしもとばなな(吉本ばなな)

『海のふた』よしもとばなな | 【感想・ネタバレなし】全編を貫く夏の匂いとまばゆい光に目が眩む、夏が恋しくなる小説。

今日読んだのは、 よしもとばなな『海のふた』です。 ふるさとの西伊豆にささやかなかき氷屋を開く「私」と心に傷を負った少女・はじめちゃんとの夏の日々を描いた爽やかな一夏の小説です。 私は、超インドア派にも関わらず、夏が一番好き!という珍しい人間…

『アムリタ』吉本ばなな | 【感想・ネタバレなし】生きることはおいしい水をごくごく飲むこと

今日読んだのは、吉本ばなな『アムリタ』です。 何かのあとがきで、著者自身はこの作品をあまり気に入っていないというようなことを書いていた記憶があるのですが、私はすごく気に入りました。 母親が離婚したり、父親の違う弟がいたり、妹が自殺したり、階…

『みずうみ』よしもとばなな|【感想】どんなに壊れていても人は生きていけるだろうか

よしもとばなな『みずうみ』のあらすじと読書感想を書きます。 穏やかな気持ちになれる本を探している方におすすめです。

『花のベッドでひるねして』よしもとばなな |【感想】どうしようもなく悪意にさらされるときに読むお話

よしもとばなな『花のベッドでひるねして』のあらすじと読書感想を紹介します。 なんとなく明るい気分になれる小説をお探しの方におすすめです。