書にいたる病

活字中毒者の読書記録

石川達三

芥川賞を全作読んでみよう第1回 『蒼氓』石川達三 |【感想】 棄てられた民たちの諦念と悲哀が現在の弱者とリンクする

芥川賞を全作読んでみよう第1回は、石川達三『蒼氓(そうぼう)』です。 芥川龍之介賞について 第一回芥川賞委員 第一回受賞作・候補作(昭和10年・1935年上半期) 受賞作『蒼氓』のあらすじ 物語の時代背景と感想 時代背景 弱者の愚かさとその普遍的な哀しみ …