書にいたる病

活字中毒者の読書記録

絵本

『たまごのはなし』しおたにまみこ | 【感想・ネタバレなし】シュール?哲学?じわじわ刺さるちょっとひねくれた(?)たまごのはなし

今日読んだのは、しおたにまみこ作の絵本『たまごのはなし』です。 緻密な鉛筆の線で描かれた独特の絵と、そのシュールで哲学的な内容にどんどん引き込まれます。 一見ひねくれてみえる”たまご”の行動が、よくよく考えてみると、本質をズバリと突いているよ…

『本にまつわる世界のことば』物語と本にまつわる世界中の言葉をあつめた大人の絵本

今日読んだのは、絵本『本にまつわる世界のことば』です。 本、読書、詩、言葉に関する世界中の慣用句やことわざが集められ、更にその表現にまるわるショートストーリーやエッセイが付記された贅沢で美しい大人のための絵本です。 積ん読"tsundoku" ペルシア…

『輝ける鼻のどんぐ』エドワード ・リア(文)、エドワード ・ゴーリー(絵) | 【感想】恋の闇路を独り行く、輝ける鼻を持ち男のナンセンスで哀切な物語

絵本『輝ける鼻のどんぐ』のあらすじと読書感想を紹介します。恋の狂気を孤独に歩む男と、ゴーリーの精密な線画が格調高い文学性を感じさせる大人のための絵本です。

『考えるミスター・ヒポポタムス』谷川俊太郎 広瀬弦 | 【感想】カバだって色々考える、愛おしい可笑しさ

『考えるミスター・ヒポポタムス』谷川俊太郎 広瀬弦のあらすじと読書感想を紹介します。