書にいたる病

ものがたり大好き主婦の読書記録

食べ物

『海のふた』よしもとばなな | 【感想・ネタバレなし】全編を貫く夏の匂いとまばゆい光に目が眩む、夏が恋しくなる小説。

今日読んだのは、 よしもとばなな『海のふた』です。 ふるさとの西伊豆にささやかなかき氷屋を開く「私」と心に傷を負った少女・はじめちゃんとの夏の日々を描いた爽やかな一夏の小説です。 私は、超インドア派にも関わらず、夏が一番好き!という珍しい人間…

『さよならの夜食カフェ-マカン・マラン おしまい』古内一絵 | 【感想・ネタバレなし】マカン・マランシリーズ第4作。

今回ご紹介するのは、古内一絵『さよならの夜食カフェ-マカン・マラン おしまい (単行本)』です。 おしまい、ということは、もうこれがシリーズ最終作となるということですね。 ちょっと残念です。 でも、これまでのシャールさんに掬い上げられてきた各話の…

『きまぐれな夜食カフェ - マカン・マラン みたび』古内一絵 | 【感想・ネタバレなし】マカン・マランシリーズ第3作。あのシャールさんがはじめて料理を分け与えない相手が登場

今回ご紹介するのは、古内一絵『きまぐれな夜食カフェ - マカン・マラン みたび (単行本)』です。 大人気の「マカン・マランシリーズ」の第3弾! マカン・マランはインドネシア語で「夜食」の意味。 ドラァッグクイーンのシャールさんが営む夜食カフェ「マカ…

『女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび』古内一絵 | 【感想・ネタバレなし】マカン・マランシリーズ第2作。戻ってきたシャールさんの小さな美味しい魔法

今回ご紹介するのは、古内一絵『女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび』です。 大人気の「マカン・マランシリーズ」の第2弾! 第1作の感想はこちら↓ rukoo.hatenablog.com マカン・マランはインドネシア語で「夜食」の意味。 ドラァッグクイーン…

『マカン・マラン - 二十三時の夜食カフェ』古内一絵 | 【感想・ネタバレなし】マカン・マランシリーズ第1作。ドラッグクイーンのつくる優しい料理が心に美味しい

今回ご紹介するのは、 古内 一絵『マカン・マラン - 二十三時の夜食カフェ』です。 マカン・マランはインドネシア語で「夜食」の意味。 ドラッグ・クイーンのシャールさんが営む夜食カフェと、そこに訪れる人々を描いた連作短編集です。 シャールさんのつく…

『サード・キッチン』白尾悠 | 【感想・ネタバレなし】理解が欲しいわけじゃない、ただ受け入れてほしい。自分の、あなたのそのままの姿を。

今回ご紹介するのは、白尾悠『サード・キッチン』です。 1998年、都立高校を卒業後、アメリカに留学した女性が、言語の壁や、様々なカルチャーショックを通して、臆病な自分と対峙していく物語です。 2020年の「ジョージ・フロイド事件」以降、「Black Lives…

『さんかく』千早茜 | 【感想】男女が一緒にいることには理由がいるのだろうか、食べることが浮き彫りにする男女の相克

千早茜『さんかく』のあらすじと感想を紹介します。大学教授とパフェを食べに行く場面が印象的。食べたいように生きたいようにすればいいという潔い態度が心地よい。

『チーズと塩と豆と』角田光代、井上荒野、森絵都、江國香織 | 【感想】4人の直木賞作家がヨーロッパンの都市を舞台に描く愛と味覚のアンソロジー

今回ご紹介するのは、4人の直木賞作家のアンソロジー 『チーズと塩と豆と』です。 著者は、角田光代、井上荒野、森絵都、江國香織という錚々たる面々。 角田光代は、スペインのバスク。 井上荒野は、イタリアのピエモンテ。 森絵都は、フランスのブルターニ…

『しつこく わるい食べもの』千早茜 | 【感想】『わるい食べ物』 の続編エッセイ、コロナ禍のなかで食を愛する小説家は何を見て何を考えたか

千早茜『しつこく わるい食べもの』のあらすじと読書感想を紹介します。コロナの流行により、飲食店は自粛営業、食を愛する者として、小説家として、著者の生の声が聞こえる一冊です。

『わるい食べもの』千早茜 | 【感想】新進気鋭の女性作家が旺盛に語る食・食・食!

千早茜『わるい食べもの』のあらすじと読書感想を紹介します。旺盛な食欲と飽くなき探求心、クールで情熱家な著者の素顔が垣間見える食エッセイ。

『西洋菓子店プティ・フール』千早茜 | 【感想】日常は甘いことだけじゃない、でも、スイーツはいつも寄り添ってくれる

千早茜『西洋菓子店プティ・フール』のあらすじと感想を紹介します。スイーツをめぐる、甘く酸っぱく、ときにほろ苦い人間模様を六つの連作短編が描きます。

『儚い羊たちの祝宴』米澤穂信 | 【感想・ネタバレなし】最後の一行が密やかな衝撃をもたらす、物語の夢想に魅せられた全ての者に贈られる連作ミステリ

米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』のあらすじと読書感想を紹介します。最後の一文がもたらす衝撃にこだわった連作ミステリ。いつしか、密やかで罪深い世界に引きこまれる。

『ヒールをぬいでラーメンを』栗山圭介 | 【感想】失恋・失職のどん底OLがラーメン道をひた走る。勇気づけられるお仕事小説。

栗山圭介『ヒールをぬいでラーメンを』のあらすじと読書感想を紹介します。飲食店経営だけでなく、夢にチャレンジする全ての人に贈られた元気いっぱいの小説でした。

『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ | 【感想】2019年本屋大賞受賞作、血のつながらない家族のいとも幸福な日々に涙溢れる

瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』のあらすじと読書感想を紹介します。親になることは、明日が二つになること、というセリフが印象的。

『心が折れた夜のプレイリスト』竹宮ゆゆこ | 【感想・ネタバレなし】大学生、人生初の失恋、そして部屋の窓が閉まらない。少し不思議な学生時代を綴る青春小説

竹宮ゆゆこ『心が折れた夜のプレイリスト』のあらすじと読書感想を紹介します。不思議で何故か懐かしい一瞬の青春を切り取った小説です。

『雪と珊瑚と』 梨木香歩 | 【感想】シングルマザーが森の中に総菜カフェをオープンするまでの軌跡を描く、葛藤と幸福な物語。

梨木香歩『雪と珊瑚と』のあらすじと読書感想を紹介します。一人の女性が困難な生い立ちのなかから生き方を切り開いていく様を描く強い一冊です。

『食堂メッシタ』山口恵以子 | 【感想・ネタバレなし】イタリアの料理を愛した清々しくたくましい女性シェフの半生を描く美味しい作品

山口恵以子『食堂メッシタ』のあらすじと読書感想を紹介します。ページから湯気が立ち昇るような美味しい一冊です。

『シュガータイム』小川洋子 | 【感想】青春最後の日々・シュガータイムを透明な筆致で描く

小川洋子『シュガータイム』のあらすじと読書感想を紹介します。青春最後の透明で甘い日々が端整に描かれます。

『ハイパーハードボイルドグルメリポート』上出遼平 | 【感想】衝撃の深夜グルメ番組の書籍版・食を追うことで見える咀嚼できない圧倒的現実

上出遼平『ハイパーハードボイルドグルメリポート』のあらすじと読書感想を紹介します。撃の深夜グルメ番組の書籍版、食を追うことで見える咀嚼できない圧倒的現実に胸打たれます。

『月のぶどう』寺地はるな | 【感想】凸凹な姉弟が営む心温まるワイナリーの物語

寺地はるな『月のぶどう』のあらすじと読書感想を紹介します。

『MAZE』神原恵弥シリーズ第1作目 恩田陸 | 【感想・ネタバレなし】迷路に迷い込むように不可思議な土地に惑わされる

恩田陸『MAZE』神原恵弥シリーズ第1作目のあらすじと読書感想を紹介します。

『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘 | 【感想】人々とのあたたかなつながりが美味しいスープに溶ける

『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘の読書感想を書きました。 とにかく、美味しくてあたたかい話で癒されたい方におすすめです。

『愛と憎しみの豚』中村安希 | 【感想】希代のノンフィクション作家が追う豚を取り巻く文化と歴史

『愛と憎しみの豚』中村安希のあらすじと読書感想を紹介します。豚とは一体なんなのか、単純な問いから発見される新しい世界の見え方に感嘆する一冊です。

『私的読食録』角田光代 堀江敏幸 |【感想】食べ物が出てくる本を探したいときに

『私的読食録』角田光代 堀江敏幸のあらすじと読書感想を紹介します。小説のなかの食べ物好きだよ、という方ぜひ一読ください。

『下戸の夜』本の雑誌編集部 下戸班編|【感想】下戸は夜をどう歩いているのか

『下戸の夜』本の雑誌編集部 のあらすじと読書感想を紹介します。 下戸にも酒飲みにも嬉しい一冊です。

『リストランテ アモーレ』井上荒野|【感想】愛と食欲に耽溺する読書

井上荒野『リストランテ・アモーレ』のあらすじと読書感想を紹介します。 美味しくてお洒落な恋愛小説をお探しの方におすすめです。