書にいたる病

活字中毒者の読書記録

直木賞

『テスカトリポカ』佐藤究 |【感想・ネタバレなし】血と暴力の闇の底に恐ろしい神々が棲まう。麻薬ビジネスの闇を神話の闇に重ねて描き切ったノワール

佐藤究『テスカトリポカ』のあらすじと読書感想を紹介します。

『チーズと塩と豆と』角田光代、井上荒野、森絵都、江國香織 | 【感想】4人の直木賞作家がヨーロッパンの都市を舞台に描く愛と味覚のアンソロジー

今日読んだのは、4人の直木賞作家のアンソロジー 『チーズと塩と豆と』です。 著者は、角田光代、井上荒野、森絵都、江國香織という錚々たる面々。 角田光代は、スペインのバスク。 井上荒野は、イタリアのピエモンテ。 森絵都は、フランスのブルターニュ。 …

『ベルカ、吠えないのか?』古川日出男 | 【感想・ネタバレなし】犬の系譜が語る異形の20世紀史、イヌよ、イヌよ、お前たちはどこにいる?

古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』のあらすじと読書感想を紹介します。イヌよ、イヌよ、お前たちはどこにいる?